【 布恒更科 】
東京都品川区南大井3-18-8
11:30-15/17-20 (L.O.各20分前)
日曜定休
HP (品川蕎麦の会HP内)
布恒更科まとめ
今日は久しぶりに大森の布恒更科さんへ来てみました。 昼時はいつも大混雑ですが、夜はまったりとした雰囲気です。 自分が蕎麦好きになった原点のお店といっても過言ではありません。 立会の吉田家さんとともに、昔から来ているお店なので、写真を撮るなんて初めて。 いつになくなんだか緊張したりして。(^^;
かきあげもり 1800円くらい。 いやぁ、久しぶりに我に戻った感じです。 実に美味い。 布恒さんといえば生粉打ちや荒挽き、更科など、さらには特盛り状態の温そば、特に季節物の白子天の温そばが尋常じゃなく好きなのですが、久々にもりもいいです。 新そばの季節がたまらなく楽しみ。
さっくりふわふわのかき揚げは二段構え。 画像に見えていない側の下部はむき海老がぎっしりです。 まんまるの大根おろしはきめ細やか、輪切りの柚子の上に乗せられています。 薬味のねぎといんげん天がちょっとした箸休め。
高粘度高密度。 独特のかえしは特徴的とも言えます。 自らの密度に耐えかねたかのように、ぽってりと表面張力で盛り上がっています。 墨汁が筆に吸い取られる様子よろしく、絡み込むイメージで蕎麦の筋と筋の間にまとわりついてきます。 もはや和風鰹醤油ソースといってもいいくらいでしょう。 厨房奥には床に土の部分があり、そこに瓶を埋め込んで、そこでかえしを長年熟成させてから提供されているそうです。 テレビの特番で見ました。(笑)
この朴訥として質素、単刀直入な味の構成、どやっ蕎麦だぞっ!?どやっ鰹だがやっ!?おうおうおう、醤油だぞゴルア!的な、ワイルド感、ライブ感みたいなものが大好きです。 そう、ここがワタシの原点でした。